思い出と炭酸水

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すると、急に寂しさが溢れ出して 頬には静かな涙がこぼれた。 どうして「会いたい...」って「寂しい」って言わなかったの? そうやって、何度も何度も自問自答を繰り返す。 でも、答えなんて見つからない。 見つかる訳がない。 それから、どれくらい時間がたったのだろう... 私は一人、川辺で水面を見つめたまま 心の中で貴方が来るのを待っていた。 ふいに隣に置いた携帯が気になり 重い画面をゆっくり開く。
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