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「すまんな、こいつは今私の護衛をしてもらってるのだよ」
彼女の言いたいことを察したミナは肩をすくめた。メイドが申し訳なさそうにお辞儀する。
「そ、そうでしたか‥‥」
この桜という女性、上級クラスのボディーガードで常に客で埋まっているのだ。
────金持ちってやつは
真美子は膝の上で拳を握りしめた。
「さて、本題にもどるが‥‥」
その言葉にハッとなる。
「尾行されているらしいな」
「は、はい‥‥」
「どのくらいから?」
「えと‥‥」
言葉に詰まる。
────あれ、いつからだっけ?
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