第1話 ボディーガード
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「間近で臭ったのか?」 「い、いえ臭ったというか、漂ってきた感じですかね‥‥?」 「なるほど‥‥」 そう言うとミナは顎に手を当てて何か考える風に目を閉じた。 「‥‥イメージが湧かんな。まだまだ情報が少ない」 探偵お嬢様は立ち上がり、メイドに何か小声で指示を出すと部屋の入り口へ向かった。 「何をしている。早く行くぞ」 ────え、どこへ?
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