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中は想像より広く、西洋風にアレンジしてあるのか白いテーブルクロスがかけられた長テーブルが中央に配置してあり、明かりはシャンデリアが照らしている。
床には塵すらなく、歩くのがおっかなくなる。
「ふむ、お前が依頼人か‥‥。まあ座れ」
スーツ姿の女性は声のする方を向いた。
そこには金髪の髪を持ち、黒い細身のドレスに身を包んだ女性がテーブルの一番奥に腕組みをして座っていた。そばには小柄なメイドを従えている。
────どこかのお嬢様!?
「あ、あの‥‥座るって?どこ‥‥」
「どこでもいいぞ」
スーツ姿の女性はハクがいる方をチラリと見たが、彼はお嬢様らしき人の側へ行き近くの席に腰掛けた。
仕方なく彼の正面に腰掛ける。
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