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放課後……
「で?今度は真城結衣か?告白するの……」
写真部の部室に来た良太が僕の話を聞いて苦笑いを浮かべていた。
「まさか……さすがにそれはないよ…真城さんだよ?学校1の美少女でスポーツ万能、成績優秀……僕なんかが告白していい相手じゃないのはさすがに解ってるよ」
良太に両手の平を見せて首を振る。
そう……真城さんは、美少女なのだ。
毎年、学園祭で行われている『ミス木の瀬』では2年連続で優勝している。
つまるところのミスコン……
木の瀬高校で誰が1番カワイイか…を決めるコンテスト。
まるで、あだ○充先生が描く漫画のようなコンテストがこの木の瀬高校にはあって、真城さんはそのコンテストの優勝者な訳で………
「さすがに祐も真城結衣には告白できないか……」
「当たり前だろ?ただ単に授業中に真城さんと少し会話が出来た…てだけの話。ま、あれが会話と言えるのかさておき……」
「なるほど、なるほど、いや~ホッとしたよ~またお前は無謀なことに手を染めるのか?とね」
「な、訳ないでしょ?あんなスーパーガール相手に……断られるの目に見えてるもん」
笑う僕に良太も、そうだな~と笑っていた。
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