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放課後の教室……
僕は告白する。
「ずっと…好きでした……ぼ、僕と付き合ってください」
頭を下げる僕を彼女は困った表情で見ていた。
「……ご、ごめん……アタシ…村崎くんのことよく知らなくて……だから……」
彼女、島澤桃子さんはガバッと頭を下げる。
「ごめんなさい!」
一言、謝ると、夕焼けに赤く染まる教室を走って出ていった。
「……………………」
僕は……ポツンと一人……
夕焼けに染まる教室でタメ息をつくのだった。
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