運命のいたずら

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5~6分走ったところに、いつも練習している グランドがある。 僕は洋一よりも先に着きたくて、いつもより早く走る。 グランドが見えてきた。 洋一の姿は、まだ見えない。 (やった!僕の方が先に着いた!!) そう思いながら、グランドに入り息を整える。 上がった息が整う頃に、洋一がやってきた。 「ああ~!今日は負けた!!」 息を切らしながら、洋一が悔しそうにグランドに入る。 僕はちょっと良い気分で、 「今日のシュート練習は、僕が先ね~。」 と、主導権を握る。 「仕方ないな。じゃあ、俺がキーパーやるよ。」 と洋一がキーパーになり、練習が始まった。
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