運命のいたずら

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そして、僕が大切にしているボールは、思いもしない所に飛んでいき、追いかけるまもなく、グランドの外に飛んで行った。 さらに僕はボールを追いかけグランドの外へと、走って行った。 それが、僕の運命を変えてしまった。 やっとのことボールに追いつくと、そこにスピードをあげた車が接近していた。 僕はボールを追いかけることに、必死になっていたので、車が接近してしていることに気づいた時には、時既に遅く... 僕はその車にぶつかり、宙を舞っていた。 スローモーションのように、周りの景色を見ながら、洋一が何かを叫んでいるのを目にし、次の瞬間に強い衝撃と全身の痛みを襲い、意識を手放した... 気がつくと、僕は見知らぬ場所にたたずんでいる。 遠くから、何やら僕を呼ぶ声が聞こえたが、少し先に人が居る。 その人に、ここは何処なのか聞こうと歩み寄った。 近づくと、その人は綺麗なグレーの髪に、白い裾の長い服を纏ったおじいさん。 「ここは、何処なんですか?」 と、おじいさんに聞くと 「どうやら、君は間違ってここに来てしまったようじゃ。声が聞こえるかい?声の方へ戻るんじゃ。早く行きなさい!」 と、おじいさんに追い返され、仕方なく声のする方へ行った。
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