2人が本棚に入れています
本棚に追加
そして、僕が大切にしているボールは、思いもしない所に飛んでいき、追いかけるまもなく、グランドの外に飛んで行った。
さらに僕はボールを追いかけグランドの外へと、走って行った。
それが、僕の運命を変えてしまった。
やっとのことボールに追いつくと、そこにスピードをあげた車が接近していた。
僕はボールを追いかけることに、必死になっていたので、車が接近してしていることに気づいた時には、時既に遅く...
僕はその車にぶつかり、宙を舞っていた。
スローモーションのように、周りの景色を見ながら、洋一が何かを叫んでいるのを目にし、次の瞬間に強い衝撃と全身の痛みを襲い、意識を手放した...
気がつくと、僕は見知らぬ場所にたたずんでいる。
遠くから、何やら僕を呼ぶ声が聞こえたが、少し先に人が居る。
その人に、ここは何処なのか聞こうと歩み寄った。
近づくと、その人は綺麗なグレーの髪に、白い裾の長い服を纏ったおじいさん。
「ここは、何処なんですか?」
と、おじいさんに聞くと
「どうやら、君は間違ってここに来てしまったようじゃ。声が聞こえるかい?声の方へ戻るんじゃ。早く行きなさい!」
と、おじいさんに追い返され、仕方なく声のする方へ行った。
最初のコメントを投稿しよう!