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「けどよー、皆川なら無償で手伝ってくれる奴なんて掃いて捨てる程居るだろ?なんでわざわざ金を払ってまで俺らに頼むんだよ?」
「ん?それはもちろん、『今年一年お世話になりました』って感謝を込めてって感じだよ」
「は?」
「だって、蓮くんって“学園三大美少女”全員と仲良くしている唯一の男子だよ?お蔭でネタに困らないし…あ、鈴ちゃん今度は向こうの荷物お願い」
「はーい」
「“学園三大美少女”?」
「鈴ちゃん、摩周ちゃん、それからわ・た・し♪」
「…」
「なんでそこで黙るかなぁ!?しかも視線が冷たいよ!!」
いや、まあ確かに外見だけなら美人だけどさぁ…。
「それに」
鈴が遠くに言ったのを確認しながら続ける。
「鈴ちゃんの寝顔の写真のこと、黙認してくれたでしょ?100枚有ったのが、全部50000ガルドで売れたんだよ!総額500万ガルド!!」
…中身がこんなのだからなぁ……。
後の二人も中身が残念だから、ある意味吊り合ってるかも知れないけど。
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