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「あら、アツアツじゃない。羨ましいわぁ…」
「もともと兄妹仲は良い方だったろ?」
ツクモお姉ちゃんに意味深長な目を向けられるも、おにいちゃんがしれっと返してくれたお蔭で助かった。
「でも困ったわね…。ウチに置いとく訳にはいかないのよ」
「どうしてだ?」
「私が仕事に行っている間、兄貴と二人きりなのよ。流石にそれは危険過ぎるでしょ?」
「まさかとは思うが、その子守りを頼みたい娘って…」
「鈴ちゃんにも勝るとも劣らない美幼女。しかも、鈴ちゃんと違って戦える訳じゃないからね」
だからりんは幼女じゃないっての!!
「しかし、なんでまたそんなのを拾ってきたんだ?」
「それは、おれが説明しよう!!」
「きゃっ!?」
突然りん達の背後に現れるイサゴお兄ちゃん。
今回は割と全力で殺ったつもりだったんだけど…。
「おれがいつも通り初等部の娘達を見に行った帰りに…」
「まだそんなことやってたのかよ…」
「初等部の帰りに現れる不審者ってやっぱり…」
「…帰りにな、何者かに追われている娘を見付けたんだ。身長的に幼女に違いない、幼女なら助けなくては…!ってなわけで、その娘のもとに向かってな…」
「うん、わかった。要するに誘拐してきたんだな」
「変態、痴漢、性犯罪者…」
「……なんでだろう、鈴ちゃんに罵られると興奮す…」
「気持ち悪い!寄るなゴミクズー!!」
「鈴、気持ちは判るが、その辺にしておけ。あとは俺が燃やしておくから」
「…だからサッサと帰れって言ったのに。このバカ兄貴…」
イサゴお兄ちゃんは他の生ゴミと一緒に肥料になりましたとさ。
めでたしめでたし。
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