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それが俺たちが『生きた証』なんだ!
それを汚すことは、死んで逝った者たちを冒涜することだ。
それを成そうとする信長、お前の遣り方は気に喰わねえ!」
歳三が虎徹を掲げ、信長に言の葉を叩き付けた。
歳三の言葉を浴びた信長が、遠い目で歳三と仲間を視る。
「決裂か……是非に及ばず」
くるりと歳三たちに背を向け、
「十兵衛! ヴラド! 殲滅せよ!」
信長の下知を受け、十兵衛が、ヴラドが、黒と銀の颶風と化して、歳三たちに襲い掛かった!
柳生十兵衛が典太を抜き、総司に襲い掛かった。
総司が加賀清光の濃い口を切り、十兵衛を迎え撃つ体勢だがー
総司は驚愕した。
十兵衛が転身して、岩田ユウに刃を向けたからだ。
十兵衛の飛影の突きが、愕然と固まるユウの胸を貫く──
〈ギィィン!〉
しかし総司の抜き打ちで、十兵衛の突きが弾かれ軌道が逸れた。
〈ぐさっ〉
だが時すでに遅く、十兵衛の突きがユウを貫いていた。
「ユウッ!」
総司が絶叫した。
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