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鬱病を患っていた妹は、死の10日ほど前から私の家に身を寄せていました。
私が薬の管理をするためと、ひとりにしないためでした。
でも、私も旦那も仕事でいない間。
ひとりでこの世に別れを告げました。
私が最初に変わり果てた妹を見つけた時は、まだ温かかったです。
もう少し早く帰ることができれば。休みがとれていれば。助けられたかもしれない。
心は泣いてるくせに涙は出なくて。
冷静に心臓マッサージをしながら、119番かけてる自分がいました。
到着した救急車に乗って国病へ。この3月末に移転したばかりの病院です。
救急隊員に言われて電話した母も間に合うことなく。
病院の先生から臨終を聞かされ、ようやく私の目から涙が溢れました。
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