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「今日は俺だぜ?」
と名乗り上げたのはヤンキー。
「いやー、暇で暇でさー、コーラ2Lにメントス入れた訳ー。そしたら、まあ、不思議、コーラが大爆発しましたとさ」
暇だからってコーラにメントス入れるなよ!
普通に考えれば爆発するの分かるだろ!
てか、なんで2L!?
「…先輩!!……」
なぜか黙った櫻澤君。
「ズルい!俺もやりたかったー!ズルい、ズルいー!!」
櫻澤君は小学生低学年のように足と手をバタバタさせた。
本当にコイツ、高校生か?
あれか?
見た目は高校生、中身は小学生か…。
「ゴメンな…。次やるときはお前も絶対呼ぶ。約束する」
三条さんは小指を櫻澤君に突き出した。
すると、櫻澤君も小指を突き出しその二本の小指は強く、結びあった。
けど、そこに怒声が響いた。
「君達!全く反省してませんね!罰として今日中にコーラ塗れの部室を綺麗に掃除してください。部長命令です!」
「俺はいいです。けど、たかみい先輩!」
櫻澤君はミスターフリルいや、春川貴美先輩にしがみついた。
「呼び方が気に入りませんが、今日は素直なので許しましょう。で、なんですか?」
「せ、先輩!!………さ…………………さ…………………………さむ…………寒い!!からなにか着る物をください!」
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