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「そーなんだ☆よろしくー。俺、櫻澤ゆりあね!」
「うん、よろしく…」
眩しい笑顔だ…。
「東城君のお父様、もしくはお母様は大手の会社の社長さんですか?」
「あ、はい」
そう、俺の家は一応お金持ちだ。
家の門の代わりにパルテノン神殿みたいのを建てちゃうくらい…。
親父は大手ゲームメーカー、TOJOの社長で鬼母は親父の秘書をやっている。
「あの、なんで分かったんですか?」
ミスターフリルはアゴに手をあてて言った。
「クラス、ですかね」
「クラス?なんでクラスで分かるんですか?」
「Bクラスの正式な名前はBlackクラスです。このクラスは大手の会社の御曹司やお金持ちの男子達が集まるクラスです。」
Bクラスってそういうクラスだったのか…。
「ちなみに私の父は国の偉いところで働いています。これは秘密なのでいえません。母は「SR」というブランドのデザイナーをやっています」
「SR」、知ってる、このブランド。
いつもうちの鬼母が良く買ってくるんだよね。
わりと俺の趣味とあってるから嫌いじゃない。
「俺ん家はー、親父がさー不動産屋の社長やってるぜ!まあ、表は不動産屋なんだけど、裏はちょっとした暴力団だったり?で、お袋がー、ワイン作って店やってる」
ヤンキーの家って暴力団なの?
あー、この人がヤンキーっぽくなったのって親のせいなんだ…。
ちょっとした暴力団って、ここで暴露していいの?
捕まるよ!?
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