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ボクは珀(はく)、この桃源郷に住む男だ。
女の子がだーいすきだ!
勿論、女の子にモテるb
他人に優しいボクだが、どうしても許せない奴がいる。
それが、桃源郷と鬼ヶ島の飛び地の境目に住んでいる同い年の鬼李灯(きりと)だ。
奴は女の子に特に興味はないが、ボク以上…いや、ボクと同等というべきかな?…それくらいモテているのだ。
しかし、昨日飲み会で厠に行こうとしたボクに奴が声をかけてきたんだ。
「あの、今夜暇ですか?」
ボクは分からなかった。
口調は敬語といういつも通りだったが、奴からこんなことを言われるとは思ってもいなかった。
「え?今日は、女の子と寝るつもりだよ(スマイル」
いつものセリフを、ボクは吐いた。
「はい?貴方はいつもでしょうが。その様子だと、いつも通りまだ捕まえていないようですね…」
「?」
ボクは頭の中にハテナをたくさん浮かべながら、厠へ行き用を足した。
「はー、スッキリしたー!さて、この後出すのは女の子の穴の中かなー(ニマニマ」
(スッ)「あのー、」
「ん?キリ…うわっ!」
「貴方は私を誘ってるんですか?私が呼び止めただけで、転ぶとか…」
そこでボクの記憶は消えた。
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