第1話

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ボクは珀(はく)、この桃源郷に住む男だ。 女の子がだーいすきだ! 勿論、女の子にモテるb 他人に優しいボクだが、どうしても許せない奴がいる。 それが、桃源郷と鬼ヶ島の飛び地の境目に住んでいる同い年の鬼李灯(きりと)だ。 奴は女の子に特に興味はないが、ボク以上…いや、ボクと同等というべきかな?…それくらいモテているのだ。 しかし、昨日飲み会で厠に行こうとしたボクに奴が声をかけてきたんだ。 「あの、今夜暇ですか?」 ボクは分からなかった。 口調は敬語といういつも通りだったが、奴からこんなことを言われるとは思ってもいなかった。 「え?今日は、女の子と寝るつもりだよ(スマイル」 いつものセリフを、ボクは吐いた。 「はい?貴方はいつもでしょうが。その様子だと、いつも通りまだ捕まえていないようですね…」 「?」 ボクは頭の中にハテナをたくさん浮かべながら、厠へ行き用を足した。 「はー、スッキリしたー!さて、この後出すのは女の子の穴の中かなー(ニマニマ」 (スッ)「あのー、」 「ん?キリ…うわっ!」 「貴方は私を誘ってるんですか?私が呼び止めただけで、転ぶとか…」 そこでボクの記憶は消えた。
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