お隣さんの秘密
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あたしは双眼鏡で隣近所を、じっと観察している。 これが、あたしの唯一の趣味だった。 恋人に振られてから、ずっと。 俺は星になる、と云うなり、彼はバイクで出て行った。 あたしの愛しい幸彦。 それから、あたしは幸彦の双眼鏡を覗き見る。 幸彦がそばに居るように。
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