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鏡に映る自分の顔…こういうの無表情って言うんやなぁ。 と、あることを思い付き、携帯を取る。 アドレス帳をスクロールして… あった。 鏡の中の無表情を眺めながら、電話をかける。 3コール目、相手に繋がる。 『もしもし…カズ君?今、いい?…あのさ、今、警察から電話あって…』 私はさっきまでの出来事を説明した。 『カズ君、…一緒に来て。』 よし!これで、車確保っと。 やさしいなぁ…【お前、大丈夫か?すぐ行くから。】って。カズ君、大好き! さ、着替えよぉ。こんな服じゃ、カズ君に会われへんし~♪ こういう時って、やっぱり【急いで来ました感】を出さんとやから、あんまり気合い入れた服はアカンよな。 藍色で少し襟元に白い刺繍の入ったニットワンピに着替え、いつの間にか鼻唄をうたっていた自分に気付く。 デートちゃうっちゅーねん!とかとか、ツッコミ入れつつ… あ、メールきた。 【着いたよ】
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