20粒 欲情 ー檜山ー

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シルクの白に映えるのは、桃色に染まっていくユーリの白い肌。 指を合わせから侵入しただけで、ドキドキ身体中で反応してくれる。 「ソファは……嫌です」 シャツにしがみついてそう言われてしまえば、そのままベットに連れ込みたくなる。 でも。 「いいの?」 「っ――いちいち聞かないで下さい」 恥じらうユーリに触れるか触れないかの優しいキスを身体に降らせながら。 「俺で感じるユーリが見たいんだけど」 ユーリの腕を首に掴まらせて、抱き抱えるようにベットに運ぶ。 そのまま眼鏡を外しネクタイを緩めていると、それを見上げるユーリの瞳は切なげだった。 「……最後まで、ですか?」 期待するような、怯えたその瞳に、抑えられなくなる。 「――したいけど、誰か帰って来たらユーリが困るよね?」 そう尋ねたら素直に頷く。 「だったら今夜の続きは……」 週末に俺の家でしよう?
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