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「俺は神様なんかには誓いませんよ」
クスッと笑うユーリの指先が俺の頬に触れる。
そんなツンツンしたところが堪らなく好きなんだから仕方ない。
「でも、浩二は」
頬に触れた指先が唇をなぞる。
こじあけるように弄りながら、クスクスと。
「浩二は俺に誓って下さいね」
「……何度でも」
腕を捉えてそのままベットに突き飛ばす。
深い紫色のシーツがユーリの白い肌を美しく映えさせる。
シーツに沈むユーリが恥ずかしげに背中を向けたので、そのシミ1つない白い背中に口づける。
花びらのように、俺の印を刻みながら。
「――っ」
「敏感だね、本当に」
その反応さえ愛しくて。
照れて赤く染まるユーリが可愛くて、布団ごと覆い被さる。
「何ですか?」
「月に見せるのも嫌だなって。この綺麗な身体は、俺のもの」
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