(第一部)第1話世界滅亡

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  20××年、人類はとてつもなーく進化してしまった。  その勢いでパラレルワールドなんかも見つけてしまった。  さらには、パラレルワールドのゲーム化にも手をつけてしまった。  そして、最後は神様の領域までも手をつけ、危機を覚えた神たちは意識を吸い取り、人間を神様の下僕にさせた。意識を吸い取られた人類は死ぬしかなかった。  まぁ、ようするに。  デスゲームが始まりましたとさ。  これを書いているのは悪鬼という異名をもつアッキ・ミザワでありここに沢山の伝説を見て記録を残していく存在がアッキという男の宿命でもあった。 「つまり、人類は意識外冷凍装置で、意識という侵略者から自分たちを守っている。ということです。地球に戻るには、ここパラレルワールドにいるといわれている意識を吸い取る神を倒すことです」  とアッキはメモ張に書いたことを音読した。  目の前には二人の女性がいた。  二人とも潤んだ瞳をしていた。  アッキはとまどってしまった。 「君たちは知ってると思ったんだけど? なぜ、聞きたかったんだい? 一応冷凍するまえに説明とかなかった?」 「「ありませんでした」」  と二人が同時に言った。
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