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別れを切り出した彼は続けてこう言ってた。
『お前はいっつも…自分の世界に閉じこもってるよな』
閉じこもってるって…何よ。
ようは変わり者ってことでしょ?
「…ソラ。大丈夫?」
「うん。平気…もう、いいや」
うん、いい。
もうどーだっていいや
「そーは見えないけど?…ね、今日カラオケでも行く?パーっとさ」
優しいミエの言葉。
でも、アタシは笑ってみせる。
「ありがと。…でも、今日はバイトの日だから」
アタシは歌じゃ、ストレスも悲しみも発散できない体質だしね。
カラッと笑って見せたけど、ミエは心配そうな顔を崩さなかった。
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