王女様は負けず嫌いなようです。

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エリスはテストの結果は最下位から数えたほうが早く、サイガも魔学は一位でありながらも、機学では0点の最下位であり、人間学もエリスよりも下の成績だった。 「なるほど…………どこかで見たと思えば、昨日エリスさんの隣りにいた魔族ですか。今も一緒にいるという事はパートナーなのかしらね。面白い…………貴方は魔法戦闘に登録されていたわね。そこにいるエリス同様に渡してが倒してみせますわ」 学生が大勢いる中、マキナが通るための道が出来、サイガとエリスに言いたい事はだけを言って、実施が行われる場所の一つに行ってしまった。 アイシャが魔法戦闘が面白くなると言ってたのはエリス同様にサイガもマキナに目をつけられた事を言っていたのだろう。 「言っておくけど、マキナを相手にするのは面倒だから。まぁ……私にとっては狙われる事も少なくなるだろうから嬉しいかな。ここにいても色々と注目されそうだし、実技テストに行くわよ」 エリスはサイガを連れて実技テストがある場所に向かった。実技テストは男女別にはされておらず、身体能力、魔力測定などをし、身体と魔力にそれぞれAからEまでの五段階評価される事になっている。 身体能力はスピードやパワーなど様々なもので計測し、魔力は現在の魔力量を機械で計測し、どのくらいの魔法までが使えるかを見るというもので、サイガは身体能力はBで魔力がD判定であり、魔王でありながらも総合能力は普通とされ、エリスに関しては身体能力Aで魔力がEと極端な結果になっていた。 魔力がE判定が出たのも、エリスの体には魔力のが0と計測され、魔法が一切使用出来ない事でが原因だった。その事をマキナは知っていたから、エリスが魔法戦闘に出ないと分かっていたのだろう。
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