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「それに世界征服ならお前がやればいいだろ。今の俺よりも強いのは当然として、昔の俺以上よりも強いだろ」
「それのどこが楽しいんじゃ。わしは傍観者出来る限り傍観者でいたいんじゃ。前も戦いも参加せんかったしな。サイガは何やかんやで関わったじゃろ?くっくっくっ……」
アイシャもサイガ同様に支配する事に興味がなかった。アニメの中にもアイシャが出てくる事はなく、歴史にも記されていない。
「……参加しましたよ。その笑いから考えて、知ってるんだろうな……そうだ!!ガイエル達は復活してないのか?あいつらに頼めば」
サイガは自分が復活しているのなら、他の魔王も復活しているのではと考えた。
「復活してるかも知らんし、あいつらは好かん。サイガだから面白いんじゃ。サイガは力を戻すためと思えばいいんじゃよ。第一歩として現在の世界を知るために人間界の学校に行かせる事にしようかのぅ」
「人間界の学校に行かせるって……お前……最初からそのつもりで中途半端に復活させたな」
サイガは昔から色々とアイシャに弱味を握られているせいで、大事な事以外は逆らう事が出来ずにいた。
「……偶然じゃ。それよりも善は急げと言うらしいからな。人間界に行くための手続きをしないと駄目なんじゃ。昔のようにドラゴンに乗ったりして、自由に行き来出来ないようになっておるからな」
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