季節風

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「…ユズ~机ん中汚すぎっ!!何これ!?プリントとかお菓子の袋だらけじゃん!?ゴミ箱じゃないんだから全く~!!」 「うるせぇな!んなのいいから、早く眼鏡!!」 「ユズ~見つからないよ…」 「は?んなことねぇよ!!てか葉月、眼鏡貸せっ!!」 そう言うと、僕の顔から眼鏡を奪い取ったユズは僕の眼鏡を装着して机の中を捜索しだした。 「…あるじゃねぇか!!」 「え?どこに?…ほんとだ」 「ちゃんと奥まで探してくれよ~!!」 「あのね~大体机の中をゴミ箱みたいにしてる人に言われたくないんですけど!!」 「サンキュ!」 そう言って、僕の顔に眼鏡を戻すと、ユズは自分の眼鏡を装着した。 「おぉ~!!視界良好!!」 「良かったね!」 「葉月、サンキュな♪」 そう言って抱きついた。
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