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受付を済ませ
クラス割りを見ると
私はどうやら1年2組。
母と別れて自分の出席番号の
座席に腰かけると、
私の後ろの席から
ツンツンと背中を突かれた。
驚いて振り返ると
サラサラの長い髪、
色白ですべすべな肌、
飴色の眼鏡を掛けた
お雛様みたいな女の子が
にっこりと笑っている。
「紺野愛結(コンノ アユ)です。
よろしくね」
「あっ、倉橋春璃です。
よろしく」
「愛結って呼んでね」
「あ、じゃあ私もハルって
呼んでね」
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