プロローグ

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「春璃(ハル)! 早くしなさい遅れるわよ!」 「ちょっと待ってー!」 真新しい制服に身を包み 鏡の前でもう一度身だしなみを チェックしている私に 母親からの声が飛ぶ。 「入学式に遅刻とか あり得ないから!」 「分かってるってば!!」 だってこのネクタイ、 あんなに練習したのに うまく結べてない。
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