5/6
前へ
/44ページ
次へ
少し落ち着いたとき、ふとあの人の言葉を思い出した。 『友達だろ?』 …友達……か。 あの人…、水都君だって同じなんだ。 私のことを友達と呼んで、あとで裏切るんだ。 裏切られるぐらいなら、友達なんて必要ない。 なんで水都君は私にかまうのだろうか。 なんであの時、飛び降りるのを止めたのだろうか。 止められてなかったら、今ごろ私はどーしてたのだろうか。 考えれば考えるほど疑問が増えていく。 もう、やめよう。 勉強、しよう。
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加