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「な…なんで………、」
席替えが終わった。
私の席は、窓側の後ろから3番目。
一番後ろじゃないけど、なかなかいい席。
なんだけど……、
「朝姫!よろしくなっ」
私の前の席、私の見間違えじゃなかったら………………………………………………水都君だ。
つい、硬直してしまった私を見て、彼は言った。
「そんな緊張すんなよ~!!俺まで緊張してきたじゃんっ」
「はぁ…???」
彼の言っている意味がわからない。
わからない、わからない。
「もーっ!!
水都君が変なこと言うから、朝姫さん固まっちゃったじゃん!!」
隣から、女の子の声がした。
そちらを向いてみる。
「朝姫さん、おはよ!
私、わかるかな?輝梨 茜(キナシ アカネ)だよ♪
朝姫さんと話したことなかったから嬉しいなっ!!
これからよろしくねっ」
私の隣の席の女の子、輝梨さんは、とても大人っぽくクールな印象だが、気さくな性格をしている。
こーいう人を美人というのだろう。
「なんだぁー、輝梨もいるのか」
「なんだとは何よ!!」
「………???」
この明るすぎる2人にはついていけそうにないです。
嫌な予感とは…、このことだったのでしょうか???
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