2/7
前へ
/44ページ
次へ
陽菜side 私は、朝姫 陽菜(アサヒ ヒナ)。 中学の頃に、イジメにあっていた。 理由は、元々イジメられてた女の子を助けたこと。 唯一の親友だと思っていた子にも裏切られた。 いつしか、そのイジメが学校中に広まり……、 そのころから、私の世界から"太陽の光"というものが消えていた。 暗闇の中、ずっと孤独だった。 初めの頃は、寂しかったり、悲しかったり……毎日泣いていたりもした。 いつの間にか、友達も遠くに行っちゃって。 今になると、もう何も思わなくなった。 ただ、毎日を人と関わらないように過ごしているだけ。 つまらない。 だけど、もう慣れちゃったな。 あの"出会い"がなければ、ずっと、このままだったのかもしれない。
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加