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ずっと咥えていれば左近のものが質量を増していくのを感じ、奥まで咥えきれなくなってくれば、一度口を放して舌だけで愛撫する。
左近が髪を除けてくれば髪がかかってくすぐったかったのかと思いちらりと見やると僅かに頬を染めていて、これが俗に言う気持ちよさそうな表情というのだろうかと思いながら愛撫を続ける。
「勝家、そろそろ…っイキそう」
勝家の舌をもう少し堪能していたいが、左近のものはそれを許してはくれずすでに限界を訴えていた。
左近の限界を察した勝家は内心一瞬の躊躇いを覚えるも左近のものを再度口に含み限界を促す。
「っ、勝…家……くっ……」
「ふっ…ん……!?」
左近の熱い欲が口内に放たれれば少々驚いて口を放しそうになるも、勝家の頭を押さえるように添えられた左近の手がそれを防ぎ、吐き出された欲を全て受け止めるも全てを飲み下すことはできず口の端から零れた欲が顎を伝っていく。
「勝家、アンタやらしすぎっしょ。ちょっと痛いかもしんねーけど、オレもう我慢の限界だわ」
左近のものは勝家の口から放しても尚反り勃ったままで、再び勝家を押し倒せば解してもいないそこにあてがう。
そして、熱を帯びた視線で告げれば熱く猛るものを押し込んでいく。
「あ”ぁ…ぐっ……」
勝家のそこは何の準備もしていないために、左近が押し入ってくる毎に言いようのない痛みと異物感が込み上げてきて、それに耐えるように唇を噛み締めつつもくぐもった声を漏らす。
痛みに耐える勝家は血が出そうなほどきつく唇を噛み締めていて、申し訳ないと思った左近は勝家に口付け口を開かせては舌を絡ませる。
そうしていれば勝家の気も紛れて異物を押し出そうときつく締まる蕾もいくらかマシになる。
「っは……勝家、大丈夫か?」
「大丈夫…なわけないだろう……。痛い上に苦しい……」
ゆっくりと時間をかけてようやく奥まで入り込めば左近は口付けを止めて問いかけると、当然勝家は半ば睨むように見つめて悪態を吐く。
「そんな睨むなって。すぐに気持ち良くなっからさ。…動くから、痛かったらオレの背中に爪立ててな」
悪態を吐いて睨む表情も、潤んだ瞳と高潮させた頬では左近にとってはただただ可愛いだけで、困ったように笑みを浮かべながら宥めると勝家の腕を自らの背にまわしてゆっくりと律動を始める。
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