人生の大博打

13/15
前へ
/16ページ
次へ
「う…ぁっ……んっ……」 左近が出入りする度に痛みが走り、きつく目を閉じ左近によってまわされた手に力を込めれば左近の言葉通りに彼の背中に爪を立てて耐える。 「きっつ……油断したら食い千切られそう……」 痛みに耐えようとするあまり逆に力が入ってしまいきつく締まる蕾に僅かに顔を顰めれば、痛みの所為かすっかり萎えてしまっていた勝家のものを握り込み手で愛撫をし始める。 「ん、ふぁ…あっ……左…近……」 「勝家、もっとオレの名前呼んで……」 しばらく続けていれば勝家のものも熱を帯び蕾もいくらか解れてきて、勝家も痛みに耐える表情は和らぎ嬌声も漏れ始めた。 嬌声混じりに名前を呼ばれれば左近はますます興奮して、もっと呼んで欲しいと言って少しずつ律動を激しくしていく。 「ぁ…左、近……左近…っ、左近……」 「いい、すげーいい……勝家……」 勝家が左近の頼みを聞きいれて何度も名前を呼び、いつしか背中に立てていた爪ははずされ抱きしめるようにギュッと腕に力を込めるものに変わっていた。 律動に合わせて何度も呼ばれるだけで左近のものは質量を増し、ぬめり気を帯び絡み付いてくる勝家の中がさらに快感を伝えてくる。 勝家も感じてくれているのが分かればもっと感じさせてやりたいと思い勝家のより感じる部分を探るように動く。 「あ……ひぁっ…左近、そこは…嫌、だ……」 「ん…ここ?」 程なくして勝家の身体がビクンと震え、嫌だと首が振られれば確かめるように再度同じ場所を刺激する。 「あぁっ…やめ……おか、しく…なりそ、だ……」 「やめねーよ。ここ突いたら、勝家がすげー可愛い反応するから」 再び弱い部分を突かれれば勝家の全身が震えそれに答える。 勝家の静止の言葉も左近は聞いてやるつもりはなく、執拗に何度も同じところを刺激する。 突き上げる毎に勝家のものが硬く張り詰めていき、中の締め付けが再びきつくなっていく。 それに合わせて左近のものも限界を訴え始めるように質量を増していく。 「左、近……もう、だめ…だっ……」 「イキそう?…オレもそろそろ限界っぽいし、一緒にイクか」 「左近……も、あぁっ…!」 「勝、家…っ……!」 勝家が限界を訴えてくれば左近もそろそろ限界だったので頷き、一際激しく律動を繰り返し、最後には互いに名前を呼び合いながら同時に果てた。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加