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ある晴れた昼、町を通り村を通り、隣の国の王子サンが家来を数人連れてイーダ姫のお城に向かっていた。と、そこに向こう側から物騒な連中がやってきた。
「ヘン、どいつもこいつも威張り草って。今日は隣の国からサンとかいうもやしっ子が来るから身ぐるみ剥いでしまえ。」
こいつの名前はアルノー。この地域一帯を荒らしまわるしがない追剥だ。ある野望を持っていて、それは…「オレ様は王になる!」そこに姫が婚約するという知らせが舞い込んだ。彼は思いつく。「王子に成り代わってしまえばいいんだ!」
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