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「三十匹の猫では大変よ。家の中でおばあさんの知らないうちに子供を産んだりして。」
「当然だろうな。
猫は子沢山だからな。」
「うちでもじいちゃんがいた頃は猫を飼っていた。
本当に産まればかりの子よ。
誰かが捨てたみたい。
スポイトでミルクをすいとり与えたのよ。
じいちゃんに教わり、でもじいちゃんが倒れ介護が始まると家を出たまま戻って来なかった。
私がじいちゃんに代わり面倒見るつもりでいたのに。」
「猫は勝手気まぐれなことあるし。」
「あらまた猫の目が光ったわ。
あなたの言うとおり一匹だけじゃないわ。」
その猫同士ケンカが。
「ここは猫のたまり場になったようだ。」
にゃんにゃん、にゃー・猫が煩くなった。
「どうやらばばあが起き出したか。
いいか、余計なことはしゃべらすおとなしくしてろ。」
雨と風はさらに強くなり猫達は避難場所を求め家の中に入りました。
他の部屋で寝てる祖母は。
祖母の水曜日の朝午前3時は,寝床の中で夫や子供たちの思い出を思い浮かべていた。
チャプター1
息子との思い出。
「あれ母ちゃん俺の現場ではく長靴見なかったかや。」
「あー捨てたよ。」
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