1人が本棚に入れています
本棚に追加
私は息子抱いた彼女には,私達は義理の姉妹だから困った時はいつでも来てと言ったもんだわ。」
「ふん勝手にはらませ、それも二十歳前のガキをだ。私とじいさんには内緒で結婚を決めて。」
「兄さんは事業に成功して,彼女もキャバ嬢で挙式は挙げてない。
私達は町の農協会館で挙げたもの、じいちゃんは私に贅沢者と言ったこと覚えている。
それでもじいちゃんが寝たきりの生活になった時に私は仕事を投げ出してまで介護したのよ。」
「誰もじいさんの介護してくれとは頼んでないよ、あんたが勝手にしたんじゃないか。」
「何んですって私、もう来ないから。」
祖母は夫亡き後。娘と口論したことを思い出した。
「うううどいつもこいつも薄情もんだ悔しい。わたしゃ悪くはないよ。
バカ息子は長靴一つで娘は嫁ぎ先で完全に洗脳され。バカ者めが。」
そこに猫が祖母に近寄る。
「そうかこの天気で孫助が勝手に入り込み寝てるんだな。
ほっとけ。」
やがて夜明けが雨と風はさらに強さを増した。
祖母は彼らの寝てる部屋に行き襖を開く。
祖母は彼の頬を軽く叩く。彼は目を覚めた。
「うあー早く逃げろ。
最初のコメントを投稿しよう!