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このばばあ、殴ったり蹴ったりするぞ。」
祖母は彼を睨み付け。
「そんなことしないよ。
早く服を着て居間にきな、朝ご飯まだだろう。」
二人はキツネに包まれた顔して居間に行く。
「二人とも座んな、お茶でもコヒーでも好きに飲んでくれ。
ご飯は納豆のぶっかけだ。」
「おばあ様、お茶とコヒーどちらになさいます。
紅茶もありますが。」
「おや、気が利くお嬢さんだね。
紅茶でいいよ。
気をつけな、こいつの親父は借金逃亡者でお袋は家出して行方不明だから。」
「ばあさんそれは余計なお世話だよ。」
「お黙り、今後私のこと殿下と呼びな。」
彼はびっくりした。
「わははは、わははは、何様のつもりだ。
気でも狂ったか。」
「言うとおりすれば、いずれこの家はお前の物だ。」
「この家の聞いてるぞ,親父の経営してる会社から勝手に金を引き出して買ったことを。」
「誰に聞いた。」
「母さんだよ。」
「えー。」
「何驚いてるんだ。」
「どこにいるんだ。」
「彼女の近くのパン屋で働いてる。」
「そうかそう言えば実家はパン屋だと言ってた。」
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