第7話

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「そうなんだ、昔の生活は結構夢があったんだ。」 「家屋だけじゃない、学校などもそうだよ。 よく有名人が数十年ぶりに母校を訪れ鉄筋の建物に変わり、それを見てがっかりする話を聞くよ。」 「昔の建物はロマンを感じるね。」 そんな二人は会話をしてる、雨と風が強くなる。 「この家よく雨漏りしないよ、押し入れの中はどうかな。」 彼は布団から起き押し入れの中を見る。 中には古い段ボールの箱が数個あった。 その中の1つを出して布団の上に置き中を見ると数冊の写真アルバムがあった。アルバムを1つ取り出して見るとほとんどが白黒の写真だった。 「ちょっとこの人あなたのお父さん、そっくりだわ。」 「多分、どこかでの夏祭りだと思う。 これがお伯母さんだと思う。 あったことはないけど。」 写真は浴衣を着た少女と丸ばうず頭の少年が写っていた。 「金魚すくいしてる未対応ね。」 他のページを開くとやはり白黒の写真だけで身内だけの写真もあれば数人が写ってる農作業や山の仕事の風景の写真だけだった。 それ以外にカセットテープがあった。 ケースを開くと一枚の紙が。
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