第7話

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「何々、サイモン&ガーファンクル。 水曜日の朝午前3時。」 「水曜日の朝午前3時。 丁度今と同じね。 サイモン&ガーファンクルって洋楽好きのお父さんの話だと、イギリスのビートルズ、ローリングストーンズやアメリカ国内でもボブディランとかビーチボーイズと並ぶスパースターだったと聞いたわ。」 「それじゃ1960年代だな、この紙にはサウンド オブ サイレンス、山の上で告げよ、私の兄弟と書いてある。 CDラジカセがあるから聴いて見よう。」 カセットテープを再生する。 「まじかよ、本物のアコースティックサウンドだ。」 「メロディがきれいだわ。」 「こんなの初めて聴いた。スパースターと呼ばれるのは当たり前だ。」 「他に明日に架ける橋,ミセスロビンソンなどが有名だよ。 ほら、前に映画の旧作祭りでダスティホフマンの卒業って見たでしょう。」 「ああ、思い出した。 ラストシーンはダスティホフマンが花嫁を教会から連れ出す ,俺たちその時まだ産まれていなかったけど今はノスタルジックに感じる。」 「お父さんの話だとその頃はこんな木造の家も多かったと聞くわ。」
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