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２学期の期末テストも終わって、
漸く親の許可がおりた私は、智ちゃんと教習所に通うことになった。
初めての場所にちょっと緊張しながら教習所内に入ると、林くんにバッタリ会った。
あ、って思って、林くんもそんな顔をしていたけれど、会話をすることもなくすれ違った。
「なんか、」
「うん？」
「なんでもないや。」
何か言いたそうな智ちゃんだけど、
なんとなく言いたいことはわかるから、
私も特に突っ込んで聞き出そうとは思わない。
一時期、あれだけ話していた林くんと私は、
今ではほとんど話すこともなくなった。
あれから林くんは、理恵ちゃんとすぐに寄りを戻した。
それが、周りに流されたせいなのか、理恵ちゃんに気持ちが戻ったからなのかはわからない。
そして、私と話さなくなったのは。
席替えで席が離れたからなのか、
理恵ちゃんと寄りを戻したせいなのか。
これは後者の可能性が強いかも。
健ちゃんが言ってたことに関しては考えにくいけど、理恵ちゃんが私を敵視していたことは間違いないから。
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