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「私はラヴィ・エルベールです。ラヴィと呼んで下さい。で……こちらの変態ですが」
「エルシィ・アステビア……エルシィって呼んで……あと変態じゃない……」
あれをやられた私が変態じゃないと判断出来るだけの理由が欲しい
「ところでユウナさんは何故あのような所に?」
馬車を降りながらラヴィは質問してきた
「それが……気づいたらそこにいた」
これも間違えてはいないよ?
たぶん……
「それは災難でしたね」
「そうだね……って……」
馬車を降りて目に入ったのはアニメとかでよくみる無駄に大きな城のような建物だった
「これが俺達の通ってる魔法学校ランパードだ」
「何て言うか……その……すごく……大きいです」
「そうですか?私達には普通なのですが」
これが普通……だと……
目の前の建物だけでもかなり大きく見えるんだけど
そんな事を考えている内にどうやら建物の入口に着いた
「今日は理事長いる?」
グリムが受付とおぼしき所で話をしている
「理事長室で寝ておられます」
「だってよ。理事長室まで転移するか?」
「そうするべき……」
え?転移?
トラウマしかないんですが……
……ついてくしかないんだよなぁ
そう思いつつも魔法陣に向かう
「転移!理事長室前!」
そうして青い光に私は包まれた
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