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零という属性には特徴があり
それは持ち主それぞれ違った反応を見せるということ
私の場合は全ての属性に対応しているけれど
他の零属性はそうではない事もあるらしい
日記を検索したら出た事をちょっとまとめてみた
「どうかしました?」
「ちょっと考え事」
ラヴィはどうやら夕刊を読みながら紅茶を飲んでいるみたいだった
他の二人はというと……
「フレア……」
「なんのっ!」
絶賛訓練?中である
「……そういえば学校って」
「今日は休みです」
「え?」
「学校自体は休みですがクエストは受けれるので」
「なるほど」
その制度のおかげで私は生きていると……
「理由は貴女みたいに遭難している者がたまにいるためです」
「そ、そうなんだ……」
「まぁ……冗談ですが」
なんと笑えない冗談なんだ……
「さて……一応、ユウナさんも戦い方を知らなくてはなりません」
「確かに……」
「魔力を放出することは出来ていたので」
私はあの試験の時の割れた魔石を思い出した
「あとはイメージとして練り上げるだけです」
「イメージするだけなんだね」
「また各魔法は詠唱をすることで練度が上がります」
大型の魔法以外は詠唱しなくてもそれなりに使えるとも付け足された
「なんだかんだ言って一番大事なのはイメージだけどな」
グリムが訓練から戻って来た
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