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「そうですね、詠唱もイメージを練り上げる為の物ですし」
「魔法が強い人は妄想癖……」
エルシィ……
それは人によるだろう……
「それにユウナさんの場合イメージが最重要視されます」
「そうだね」
私の場合は
イメージ出来ない
↓
戦えない
↓
オワタ
の形が簡単に出来てしまう
「なので今日の所はイメージを磨き上げるとしましょう」
「俺達はなにをしてればいいんだ?」
「そうですね、グリムはエルシィと訓練でも……」
「それはやった……」
「では、私と一戦しましょうか」
「ラヴィが相手かよ……」
「エルシィ後は任せました」
「了解……」
グリムとラヴィは模擬戦場に向かった
変態を私の元に置いて
「これで……ふたりきり……」
「えっ……いやっ……来ないで」
じりじりエルシィが近寄って来る
……ふと頭に浮かんだ
魔法で拘束してしまえと……
イメージは手錠
手足両方にかける感じで……
属性は……水かな?
「ふっふっふ……お楽しみの時間……」
「バインド!」
その瞬間エルシィがバランスを崩して転んだ
「見えた……白……」
「なっ……」
流石変態……
転んでもただでは起きない
いや、転げてるけど
「それにしても……最初から成功……うらやましい……」
「そうなの?」
「そう……それに……拘束魔法出来ない……」
…教えてはいけない気がする
これ絶対ね!教えたら殴る
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