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「ゼロをイチに……か」
とつぶやきながら少女は一人小雨の中の公園で雨宿りしていた
――――――――――――――
私は読み終わった本を閉じた
「やっぱり創造はチートだなぁフフッ」
自分がつぶやいた事が普通すぎたため自分で笑ってしまった
「私が転生するときは創造の力は無し……」
いやいや待てよ……
創造ってことは何でもだよね?
何でもってことは……
ボッ
急に顔が熱くなるのを感じた
「わ、私は……なな、何を考えて……」
創造の想像をしていたら…御察し下さい
「や、やっぱり創造は無しだね……」
結局は年頃の少女なので
そんな想像しちゃうのも
仕方ないよね!
「と思ってないと死にそう……ん?」
振り向くとそこには一冊の本が落ちていた
「えっと?第六世界……?」
第六世界までは何とか読める……
後は掠れて読めない……
「なんか……不思議!」
気付くと雨は降っていなかった
「読みながら帰ろっと!」
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