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「そろそろですね……」
と男は一人森の中でつぶやいた
「安心しろ最後の奴を見つけた」
また一人影から出てきた
「では……迎えに行きますか」
森の中に大きな魔法陣が浮かびあがった
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「……どうしてこうなった」
気付くと私は一人で真っさらな砂のような感触のところに立っていた
先程まで日記のような本を読んでいたというのに
「もしかしてこの展開は……フフッ」
「その通りですよキリシマ・ユウナ」
「誰っ!」
自分の名前が呼ばれた方に私は振り返る
そこには一人のイケメンが立っていた
なっ何でイケメンが私なんかの名前を……私のファン?
「それはないか……」
自己解決した
「何がないのです?」
「なっ何でもないですのよ!」
動揺で語尾がおかしくなった
「やはり貴女は面白い」
やはり?
やっぱり私のファン?
「簡潔に言います」
えっ?
何を?
まさか……告白?
私にもついに春が?
「転生して頂けませんか?」
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