第2話  

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『蒼空  俺の彼女になってよ』 仕事帰りに食事に誘われた帰り道に突然言われビックリするも、嬉しくて嬉しくて 『うん。なる!でも私でいいの?村野さんの事が好きなんじゃないの?』 『えっ?村野?何で?アイツは職場の後輩。それ以上でもそれ以下でもないよ。それに全くタイプじゃないし、俺あ~ゆう女を全面に出してくるタイプ嫌い。自分がかわいいと思って男はみんな私の事が好きって勘違いしてる痛いヤツだよ!』 『いやいや、そこまで言わなくても…でも可愛く見られたいってのは女なら誰しも少しは思っているのでは?私だって好きな人には可愛く見られたい。でも出来ない。私ごときの分際でそんな見え透いた事したら気持ち悪いだけだしさ。だいたいどうやったら可愛く見られるのか全くわからないし。やっぱり可愛い子だけが許される世の中なんだよ』 『蒼空は可愛いよ!!無自覚にも程がある 蒼空の会社のヤツだって、うちの会社のヤツらも蒼空の事狙ってるヤツいっぱいいるよ。だから俺他のヤツに取られないように必死で蒼空の気を引こうと頑張ったんだよ。で、この企画が終わったら速攻告白しようって焦ってたんだよ』 う、嬉しすぎる 今にも叫びだしたくなる 『蒼空、俺こんなに誰かを好きになったのは初めてなんだ  今すぐ家につれて帰って蒼空を独り占めしたいくらい  でもそんな事したら嫌われちゃうから今日は我慢する  でも明日は我慢出来ないかもしれない。もう蒼空が大好きすぎておかしくなりそうだから覚悟してね』
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