死に行く世界に花束を

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ボクの家は住宅街の端 大きな道路に面した小さな公園だ この公園にはいろいろな人間がくる ボクに名前をつけ、呼び、可愛がってくれる人間 ボクを見つけると石を投げてくる人間もいる ボクにはいろいろな名前がある クロ タマ ジジ よく公園に来てはボクを可愛がってくれる彼女からはネネ と呼ばれた 彼女は毎日ボクに会いに来てくれた いろいろなお話しをしてくれた おかげで 人間の言葉がわかるようになった
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