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つい最近のある日の事なんですが。
「はぁ~…。湯野くん話長いよね。しかも正論しか言わないから言い返せないし…。はぁ。」
何時もの如く、湯野くんの長ーくてありがたーい説教を聞かされ疲れた僕はついつい何度も溜め息を吐いていました。
そんな時、僕はふわごわっという柔らかいような硬いような感触を、床についていた手に感じたんです。
「ん?」
カーペットの上で寝そべっていた僕は目線を手の方に向けました。
すると、
僕の体と腕の間の空いた場所に、伏せをした状態で僕のことをジッと見つめるオセロがいたんです。
ワンコ特有の湿ったお鼻と、潤んだ真っ黒くて真ん丸な瞳が僕の近くにありました。
目を逸らさずずっと見つめてくるオセロが、僕のことを心配して寄り添ってきてくれたように感じた僕はなんだか嬉しくなって。
自然に目尻が下がってにやにやと口許が緩みました。ええ、それはもう気持ち悪いぐらい。
可愛い…!優しい…!癒される…!
ふるふると震えて喜びを噛み締めていた僕を見て、不思議そうにオセロが首を傾げました。
可愛い!ああ…もう…大好きだよオセロ!
「オセロ。ずっと傍にいてねオセロ、大好きだよ~!」
感極まってぎゅーっとオセロを抱き締めた僕にオセロは嫌がる素振りも見せず、それどころか僕に体を擦り付けてきたんです。
それがオセロに「うん、ずっと一緒」って言われたみたいで泣きそうなぐらい嬉しくなりました。
あの時、本当はちょっと涙目になってましたけど…。
「オセロ~。好きだー!」
「ワン!」
「オセロ…。そっかオセロも僕のことが好きなんだね、ありがとう…!」
「ワン!」
「ああ…もう…大好きだよオセロ~!」
そしてその日も僕はふわごわなオセロの毛並みに顔をうずめて、最高の癒やしの供給をしたのです。
「ワウ?」
何はともあれ、小首を傾げるオセロが最高に可愛かった、とだけ言っておきます。
~回想End~
~End後の雑談~
とまあ、そんな感じでオセロは僕に癒やしと感動をくれるんです。ちょっと僕が自分の都合の良いように解釈しちゃってる所があるけど、大体毎日そんな感じのやり取りをオセロとやってます。
ね?可愛いでしょ、癒されるでしょ?
皆さんはオセロのこと、どう思いますか? あ、キモいとか言ったら藁人形持って釘を打ちつけに行きますから。
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