実は、なんやかんやありまして…。

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ーー皆さん、初めましての方は初めまして。 そうでない方は、お久しぶりです。 主人公です。 早速でなんですが、コレまでの僕の周りでおきた出来事をざっくばらんに説明します。 この世界は大きく三つにわかれている。 神々的な者が住む天界、 僕ら、人間が住む人間界、 そして、魔の者が住む魔界…。 天界と魔界は、人間界を挟んで存在し、それが世界のバランスを保っていた。 …しかし、 魔界を治める王、″魔王″は人間をも支配しようと考え、人間界に侵略した。 …まあ、この事はイマイチ関係ないから説明はしません。 ーーそんなある日のこと、 ″姫″が王国から姿を消した。 人間界を治める″国王″は、魔王が姫を攫った、と考えた。 そして、国王は魔王を抹殺する為、″勇者″の称号を餌に強者を募集した。 こうして、志願者達は勇者の称号を得る為に冒険に出発していった。 しかし、国王は二年でしびれを切らし、新たな強者を募集し、旅立たせた。 志願者達の中で唯一、魔王の城にたどり着いたのは二人。 しかもタイミング悪く、一人目が魔王を倒したすぐ後に二人目が魔王の玉座にたどり着いたのだった。
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