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由美が、真田とつきあうことに対して、
ファンの一人にならいいといったが、
ファンとは恋人のことで、
自分は由美の何人かいる恋人の、
そのうちの一人になるのならば
やめようと思い直した。
由美の周りには
自分よりもはるかに若い、
イケメンの男性教師がたくさんいて、
自分は由美に不相応だから、
やはりやめたほうがいいと思ったこと。
真田が思いを告げると、
それに対して由美は、
自分は恋人なんかいないし、
ファンの一人に、といったのは、
恋人はだめです、
という意味であったこと、
真田のことを好きになり、
決心して体を許したこと、
ほかの男性教師は
同僚にすぎないことなどを話し、
真田の理解を求めた。
唇をかみしめ、時々涙を流しながら、
自分の気持ちを一生懸命話す由美を
見ていると、真田はだんだんと
由美が嘘を言っているのではないことを
確信した。
しかし、かわいらしい由美が
これからもずっと
自分の彼女でいてくれることに
自信は持てなかった。
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