プロローグ

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プロローグ 西暦2013年3月の下旬 暖かい陽気に誘われ始める頃一人の少年が… 「よし、大体のプログラムは構築できた!後は…」 彼は一息つくと目の前のソレと向き合う 「コレとコレを繋いでっと………」 彼は所謂普通のロボヲタ。 主に作る方の意味で。 彼は目の前の機械人形に命を吹き込もうとしているのだ。 「………流石に新学期の提出課題にコレはいかがかなモノかとは思うけど、何でも良いって言ってたしな……」 ブツブツと一人呟きながらもその手は止まらない。 「おっ!動いた動いた。オッケーオッケー!」 彼はまだ普通の高校一年生。その道専門の学校に行っている訳ではないが、彼の得意分野である機械工学の道を進み始めていた。 始業式前夜 ……カタカタカタカタ シュウ>ってなわけだよレイ君 レイ>どんなわけだよ!ってなわけで産業よろ シュウ>ロボ出来た     明日持ってく     手伝え レイ>把握wwww シュウ>んじゃ明日よろww レイ>ういういんじゃまた シュウ>ノシ メッセンジャーを閉じると彼はバックパックに相棒を格納すると床に就き、明日への英気を養うべく目を閉じ時が過ぎ去るのを待った 数刻後……… 全てが寝静まっていたが音もなく全てのmachineが目を覚まし 動き出した。
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