プロローグ

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始業式当日 「さて、行ってきますよ!っと」 誰もいない我が家に一声かけると彼は、ドアを勢いよく開け放ち学校への道を進んで行った 「オッス!おはよう、秀君。」 秀と呼ばれたバックパックを背負った少年に声をかける。 秀を見上げる形になる。 「うい。んじゃ零はこれ持ってー。」 零と呼ばれた少年は彼の背負っているバックパックとは別のバッグを持たされる。 ちなみに大きい方の彼の名は渡瀬秀(ワタラセシュウ)そして小さい方は一樹零(イツキレイ) 昨夜のメッセンジャーの相手だ。 久々に友と歩くいつもの道だが……少し歩くと秀が急に違和感を感じる。 「アレ~?こっちに道なんてあったっけ?」
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